2026年の漆掻きシーズン、組合員の世帯当たり収入増は顕著で、生漆原料の品質は第三者機関の検査を通過し、ウルシオール含有量は業界で先行する水準を保っている。

百里千刀一斤漆

漆掻きは忍耐と時季が強く問われる仕事だ。毎年夏に入ると、漆農は早朝や夕方に山へ入り、漆の木に決まった角度の切り口をつけて、生漆がゆっくりにじみ出て一滴ずつたまるのを待つ。生漆1斤のために百里の山道を歩き、千以上の切り口をつけるのが常であり、これが天然漆の貴重さの理由である。

生産量が過去最高となった背景

生産量の向上は偶然ではない。近年、会社は西北農林科技大学などの院校の専門家と連携し、漆の木の品種改良と病害虫防除を継続的に進めてきた。また「会社+合作社+漆農」の仕組みを通じて漆農に苗木、資金、技術研修を提供し、漆林の管理水準と1本当たりの産漆量を着実に高めてきた。

検査に耐える品質

今季の生漆原料は第三者機関の検査に提出されており、ウルシオール含有量などの中核指標は業界で先行する水準を保ち、精製漆と漆器製品の品質安定に原料面の裏付けを与えている。検査結果は製品のトレーサビリティシステムにも反映され、顧客はパッケージのQRコードで確認できる。

漆農が産業の果実を分かち合えるように

生産量と品質がそろって向上するなか、組合員の世帯当たり収入増は顕著だ。会社は買い取り保証と技能等級の仕組みを引き続き整え、「漆の木とともに暮らす」人々が実際に恩恵を受けられるようにしていく。